両手に荷物を持った瞬間に骨折したケース

 ある高齢の女性が飛行機に乗って旅行に行くことになりました。荷物の重さを計るために、両手に荷物を持って体重計に乗った瞬間、音を立てて腰椎が潰れてしまいました。腰椎圧迫骨折です。

 

 歳をとると骨密度が低下し、「いつのまにか骨折」と言われるように、特に何もしていなくても圧迫骨折を起こすことがあります。

 

ましてや、普段持ったことがないような重さの荷物を一気に持つとなると腰椎には相当の負担がかかります。重さで骨が潰れてしまうわけです。日常的に適度な負荷をかけることは体の維持につながりますが、「普段やらないことをやる」ときは、ケガにつながりやすいので充分気をつけましょう。