80代女性。夜寝ていると3時ころに右手の親指あたりがしびれてきて目が覚めてしまうというお悩みでした。整形外科的には手根管症候群が疑われる症状です。
手を触ってみると氷のように冷たく、冷えが強いことがわかります。また首から肩がかなり凝り固まっています。冷えた手がさらに気温の下がる明け方にもっと冷えてしまい、しびれを起こしやすくなっていると考えられます。
まず冷え症改善の施術を行い、同時に凝り固まった首と肩をほぐして、血液が手先までよく流れるようにしていきます。ほどなく手の冷えは改善され、冷たさがなくなりました。同様に夜中のしびれの回数が減っていき、今では夜中のしびれはおさまっています。
筋肉や靭帯にも血液が必要です。手足が冷えている人は、筋肉や靭帯を正常に維持するために必要な量の血液が回っていないと考えられ、それが原因で痛み、しびれを起こしやすくなっている可能性があります。手足の冷えでお悩みの方は、ぜひご相談下さい!