ベーカー嚢胞
(ベーカー嚢腫;膝窩嚢胞)
※画像は膝裏を写したものであり症状の画像ではありません。
ゴルフボールまたは野球のボールくらいにふくらみ、触ると固い感じがすることもあります。
腫れるたびに注射器で吸引する場合もありますが、腫れる⇒吸引する⇒また腫れる⇒吸引する、という具合で繰り返している人がいます。
注射器で吸引するにしても、同時に膝関節の機能やクッション性を改善しないことには、同じことの繰り返しになりやすいと思います。ベーカー嚢胞ができている人は、膝裏の腫れだけでなく膝関節の周囲に痛みや炎症を起こしている場合がほとんどだと思います。
原因は簡単に言えば「膝に負担がかかりすぎている」ということになりますが、日常生活をガラっと変えて膝を安静にすることは、現実には難しいことでしょう。
それよりも、膝の機能性、クッション性を改善して、今の生活維持するように努めるほうが患者さんの利益になります。「日常の負担に耐えられる膝」にすることで、ベーカー嚢胞は自然に消えていきます。
ベーカー嚢胞でお悩みの方はぜひご相談下さい。そして1~3か月ほど治療に専念していただければ、よい結果が得られると思います。